昭和の時代の番組は・・・★2
☆*――*☆*―「生命潮流」―*☆*――*☆*
「生命」というテーマで、10時間放送、制作費10億円くらいの大番組をつくる構想を、テレビマンユニオンは日本テレビ側に提出していたが、具体化する手掛かりをつかめずにいました。
そんなとき総合ディレクターの今野勉氏は「家の食卓に『生命潮流』という本がおいてありました。家人に、翻訳者の木幡和枝さんから贈られたものです。筆者はライアル・ワトソンでした。一読、ぼくは、この出会いに感謝しました。いろんな偶然が奇跡的に一致しないと生命が生まれないことを、大胆に、感動的に、しかも想像豊かな科学的な仮説で書かれており、従来の生命観を変えるほど興味深い内容でした。そこで、即座に原作にしたいと心に決めた」といいます。
スタッフのなかには、ワトソンのあまりにも大胆な仮説や無意識世界への踏み込みの超科学性に疑問を持つ人もいたが、「ある夜『11PM』をみていたらワトソンが海洋生物学を学んだセーシェル諸島が出てきて、このインド洋に浮かぶバードァイランドなどを舞台にすれば生命感あふれる番組ができるという自信がわいた」と今野氏は語りました。