興味津々 6
龍之介については、作品も作品論も作家論も数多く出版されていますが、直木三十五の作品は今ではあまり目にふれません。
しかし、この三十五、なかなかユニークなクセ者だったようです。
直木三十五というペンネームも、35歳という意味。
彼は31歳のとき、『時事新報』に直木三十一の筆名で月評を書き、以後、年齢とともに直木三十二、直木三十三というように、筆名も一歳ずつ年を加えていきました。
それが35歳で止まったわけですが、その理由は「三十六になったら、きつと三十六計逃げるにしかず、とまぜっ返すやつがいると思ったからさ」というもの。
ちなみに、「直木」は本名の植村宗一の"植"をふたつに分けたということです。
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